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諏訪が舞台のアニメ『逃げ上手の若君』が放映開始 良い機会だから地元の歴史を勉強しよう

はじめに:逃げ若のアニメ放映開始!

わりと好き放題書いているBlogではありますが、流石にTVアニメについて書いていいものか悩みました。
でも、折角、地元が舞台のアニメ、それも一応歴史モノですから、これを切っ掛けに歴史に興味を持ってくれる生徒が増えれば良いなと思い記事にします。

地元諏訪が舞台の「逃げ上手の若君」がアニメ化

2024年、地元諏訪が舞台の人気漫画『逃げ上手の若君』が待望のアニメ化を果たしました。原作は週刊少年ジャンプで連載中の松井優征先生による作品で、中世日本(鎌倉時代末期~室町時代初期)の歴史をテーマにした冒険物語です。
歴史的な背景や人物が丁寧に描かれ、諏訪地方の魅力も存分に詰まったこの作品は、地元の方々にも大変親しみやすい内容となっています。このアニメの放送開始は、地元諏訪の歴史や文化に興味を持つきっかけとなり、特に小学生から高校生までの若い世代にとって、勉強への新たなアプローチになるのではないかと思い記事にまとめてみました。

アニメを通じて地元の歴史を学ぼう

『逃げ上手の若君』のアニメ化は、地元諏訪の歴史や文化を学ぶ絶好の機会です。作品の主人公である北条時行は、実在した歴史上の人物であり、彼の冒険は諏訪地方とも深く関わっています。
時行を支える諏訪頼重など、アニメに登場するキャラクターたちは実際の歴史人物をモデルにしており、物語の舞台にも諏訪大社や霧ヶ峰など実在の場所が登場します。
このアニメを見れば、教科書では味わえない臨場感と共に歴史を学ぶことができるはずです。
アニメを見た後に、実際にこれらの場所を訪れることで、歴史への理解が深まるでしょうし、楽しみながら地元の歴史に親しむことで、勉強に対する興味も自然と高まりまることでしょう。

まもなく、夏休み。この夏休みは、『逃げ上手の若君』をきっかけに、家族で諏訪の歴史探訪を楽しんでみてはいかがでしょうか?
アニメを通じて学びと楽しみを両立させ、地元の魅力を再発見しましょう。

逃げ若ってどんな物語?

さて、放映の始まった逃げ若ですが、いったいどんな物語なのでしょう。
「アニメを通じて勉強しよう!」などと言うからには、いつの時代の、どんな物語なのかくらいは知らないと話になりませんよね。
ということで、簡単にまとめてみました。

簡単なあらすじ紹介

『逃げ上手の若君』は、鎌倉時代末期の動乱を舞台にした歴史冒険物語です。この時代は、鎌倉幕府が滅亡し、南北朝時代へと移行する激動の時期です。
物語の主人公、北条時行は、鎌倉幕府最後の得宗である北条高時の息子です。父を失い、幕府の崩壊によって逃亡生活を余儀なくされます。
彼を支えるのは、戦乱の中で知り合った仲間たちと、諏訪大社の神官である諏訪頼重です。
時行は、失われた家族の名誉を取り戻すため、そして新たな未来を切り開くために、数々の困難に立ち向かいます。
物語は、歴史的事実を基にしつつ、フィクションの要素を加えた壮大な冒険劇として展開されます。
『逃げ上手の若君』は、若い世代にも歴史への興味を抱かせると共に、彼らの成長と友情の物語としても楽しめます。
このアニメを見れば、地元諏訪の歴史と魅力を再発見し、歴史学習への興味も深まることでしょう。

主人公と主要登場人物の紹介

『逃げ上手の若君』の主人公は、鎌倉幕府最後の得宗(北条氏の嫡流 [跡継ぎの血筋])・北条高時の息子である北条時行です。父を失い、幕府の滅亡により追われる身となった時行は、諏訪へ落ち延び、仲間たちと共に逃亡生活を送つつ、鎌倉を取り戻す機会を待ちます。
彼を支えるのは、諏訪大社の大祝(神官)である諏訪頼重です。頼重は知略に長け、時行を導く頼れる存在です。
時行の仲間である「逃若党」の面々も重要なキャラクターです。彼らはきっといたであろう時行と年が近い友達たち。頼重のように実在した歴史上の人物ではありませんが、個性豊かなキャラクターたちは、物語に深みを与え、読者を引き込みます。

物語には時行や頼重以外にも実在の歴史上の人物が多く登場します。
鎌倉を攻め落とした新田義貞、北条残党の捜索に執念を燃やす信濃守護の小笠原貞宗、尊氏と謀って幕府を滅ぼし政権を握った後醍醐天皇、そして多分物語のラスボス、常人離れした戦闘力とカリスマを併せ持つ足利尊氏。
先に紹介した時行や、頼重もそうですが、実在の人物なので基本的には史実に沿って描かれはしますが、そこはマンガ。キャラを立たせるために脚色などもあります。

私が特に好きなのが足利尊氏の扱いです。ネタバレになりますからあまり書きませんが、原作をジャンプで読んだときには「お~そう来たか!」と感心しました。
日本史上最強の武将が誰かと考えた時、間違いなくその候補の一人にあげられるのが足利尊氏だと思います。
ただ、この人、情緒不安定というか、気分屋というか、ノッているときと、そうでない時の差が大きく、「え、どうしてこんな勝ち方できるの?」とウソみたいな大勝をするかと思えば、屋敷に引き籠って「もう戦はしたくない、こうして仏を彫って過ごすんだ」と弱気になったりと、本当に不思議な武将。
そんな感情のスイッチのオン・オフがどうして起こるのか。そこが物語の重要な設定になっているのです。

アニメを通して地元諏訪の歴史を学ぼう

さて、この辺りからがこの記事の本題。アニメをみて興味が湧いたなら、是非勉強してみてください。

実際の地元の名所・旧跡との関連

「逃げ若」の世界はリアルに広がる諏訪地方。アニメの舞台を実際に歩いてみると、歴史がぐっと身近に感じられます。
例えば諏訪大社(上社前宮)は落ち延びた若君らの本拠地として物語の重要なスポットの一つです。
諏訪大社は日本最古の神社の一つとして知られ、若君の時代よりずっと前からこの地を見守ってきました。ですから、当然、若君らが諏訪に落ち延びてきたころには独自の文化や信仰を持っていたわけです。
この物語では、そういった諏訪信仰にかかわる話も取りいれられており、単なるランドマークとしてとらえるのではなく、物語の重要な要素として神社は語られています。
物語を楽しむとともに、実際に訪れ、その壮大な歴史と神聖な雰囲気を味わってみてください。毎年、初詣にやって来る神社が、まったく別のものに見えてくるはずです。

他にも、アニメに登場する場所が諏訪地方には数多くあります。それぞれの場所には、アニメでは語られない歴史秘話もたくさん。友達や家族と一緒に探検すれば、きっと新しい発見があるはずです。
アニメの世界と現実の諏訪を照らし合わせながら歩けば、歴史学習がもっと楽しくなること間違いなしです。

アニメに登場する場所を訪れてみよう

ここでは直接アニメに登場するスポットや、関連するスポットのいくつかを紹介します。
この他にもたくさんのスポットがありますので、原作・アニメをご覧になって、興味を持った場所を探索してみてください。

諏訪大社(上社前宮)

諏訪大社 上社 前宮

諏訪大社 上社 前宮

物語の中で登場する諏訪大社は諏訪大社上社の前宮です。
境内には頼重らの住まいともなった神殿(ごうどの)の跡や頼重の慰霊碑などもあります。

諏訪頼重慰霊碑

前宮の境内にひっそりと諏訪頼重の慰霊碑があります。
「諏訪頼重」という名前はややこしいことに、諏訪の歴史には2人登場します。
一人は逃げ若でも登場する諏訪頼重。もう一人は武田晴信(信玄)と争い、甲府にて自刃した諏訪頼重(後に武田勝頼の母となる諏訪御料人[由布姫・湖衣姫]の父親)。
武田信玄絡みのNHKの大河ドラマが2回放映されていることもあり、一般的には後者の頼重の方が有名です。そのため、戦国時代の頼重の慰霊碑だと誤解する人も多いのですが、この慰霊碑は逃げ若の諏訪頼重のものです。

旧御射山

旧御射山社

旧御射山社

鎌倉時代の諏訪氏は源頼朝以来幕府との繋がりが強く、特に、執権北条氏が権力を握った後は、北条氏の御内人として活躍していました。
このころの諏訪神社では御射山御狩が一番の大祭で、霧ヶ峰の旧御射山や八ヶ岳山麓を祭場にして、幕府の有力御家人が桟敷を作って参加したそうです。
そうした背景もあり、幕府内部では諏訪信仰が非常に盛んで、全国に勧請されていきました。
原作マンガにも御射山にて武芸を披露するシーンがありました(少しだけですが…)。

旧御射山の桟敷跡

旧御射山の桟敷跡

犬射馬場

諏訪神社の神官は上代末から中世までは武土でもありました。そのため神領内に練武の場を設けて武技を練り、それが神事にも取り入れられていました。
『諏方大明神画詞』にも「七月朔日に遷座の神幸があり、犬追物などの武技が行われた」とあります。
練武の場は神殿(大祝居館-現下諏訪中学校敷地)の西続きにあり、現在でも馬場の町名を残しており、その跡四隅(四至)には標石が建てられています。
原作マンガでは北条残党を捜索中の信濃守護の小笠原貞宗と時行が対峙するシーンが描かれます。

逃げ若を通じて楽しく勉強する方法

勉強嫌いの子でも『逃げ上手の若君』を教材にして歴史を学べば、勉強も多少は楽しく感じられるのではないでしょうか。

まず、アニメを見て物語の流れを楽しみながら、登場する歴史上の人物や出来事に注目してみましょう。
例えば、主人公の北条時行や彼を支える諏訪頼重など、実在した人物が登場します。
これらの人物について、インターネットや図書館で調べることで、物語の背景がより深く理解できます。

次に、上記したようなアニメに登場する場所を訪れるのもおすすめです。
例えば、諏訪大社や霧ヶ峰など、物語と関係のある歴史的な場所を訪れてみましょう。
現地で実際の風景を見たり、歴史について学んだりすることで、アニメで見たシーンが現実に結びつきます。

さらに、アニメを見た後に家族や友達と感想を話し合うのも良いでしょう。
これにより、異なる視点から物語を理解し、より深い学びが得られます。

こういったことから、鎌倉時代末期の出来事や、当時の社会の仕組みについてなど、アニメで描かれた世界が現実とどうつながっていたのかなど、興味を膨らませていければ「歴史好き」の完成です。

『逃げ若』は夏休みの自由研究にもピッタリなテーマだと思います。
アニメ『逃げ上手の若君』を活用し、楽しく学びながら歴史に触れてみてください。

夏休みに親子で楽しむ逃げ若

『逃げ上手の若君』は、親子で一緒に楽しめるアニメです。物語の中には、歴史や冒険がたくさん詰まっていて、親子で見るとさらに面白さが倍増します。
アニメを一緒に観ることで、共通の話題ができますし、会話も弾むでしょう。

アニメに登場する歴史上の人物や出来事をともに調べてみるのもいいでしょう。
親子で一緒に図書館に行って関連する本を借りたり、インターネットで調べたりすることで、勉強も兼ねた楽しい時間を過ごせます。

絶対にやってもらいたいのが、実際に物語の舞台となった場所を訪れてみること。
アニメで見た風景を現実に感じることができます。諏訪大社や諏訪湖ならば小中学生だけでも見に行くことも可能でしょう。
しかし、霧ヶ峰や八ヶ岳となると大人の手助けが必要です。ここでは、美しい自然を満喫しながら、歴史的な背景を学ぶことができます。高原の景色を楽しみながら、物語のシーンを思い浮かべるのも良いでしょう。
また、少し足を延ばし、若君の故郷である鎌倉や、物語の重要な舞台となる京都などをめぐるのも良いでしょう。
現地で写真を撮ったり、歴史についての解説を聞いたりすることで、より深く物語を理解できます。

親子で『逃げ上手の若君』を楽しむことで、歴史への興味が深まり、楽しい思い出が増えるでしょう。
夏休みの自由研究としても、親子で取り組んでみてください。

逃げ若をきっかけに地元の魅力を再発見しよう

『逃げ上手の若君』を通じて、地元諏訪の魅力を再発見することもできるでしょう。
普段見慣れた風景もアニメの舞台になることで、全く違う魅力を感じられるはずです。
アニメで描かれた時代背景や当時の生活や戦いの様子を思い浮かべながら実際に訪れてみれば、その歴史や伝説をより深く感じられます。
歴史や文化ばかりではありません。アニメで描かれる風景と実際の景色を比べながら散策すれば、地元の自然の美しさも再発見できることでしょう。

私たちの故郷である諏訪は、古くからの歴史と豊かな文化が息づく場所です。
守り抜かれてきた伝統や語り継がれてきた物語には、新しい発見がたくさんあります。決して古臭いだけのものではありません。
アニメ『逃げ上手の若君』通じて、その魅力に気がついてもらえたら嬉しい限りです。

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