確認テスト
物体と物体がこすれたあとにはなれると生じる電気を何というか。
物をこすると、見えない小さな電気(電子)がうつり合うことがあります。そのあと物体をはなすと、電気がたまり、ピリッ!と感じたり、ほこりを引きよせたりします。
同じ種類の電気どうしには、どのような力がはたらくか。
同じ向きの磁石(S極とS極、N極とN極)を近づけると 押し返されるように反発しますが、電気でも同じように、同じ種類の電気はしりぞけ合います。
異なる種類の電気どうしには、どのような力がはたらくか。
異なる向きの磁石(S極とN極)を近づけると 磁石でいうと引き合うように、電気でも異なる種類の電気どうしには、引き合う力がはたらきます。
図の●は電気をもつ小さな粒子で、こすり合わせることで粒子が物質AからBに移動したことを示している。●はどのような電気を帯びているか。
物には、電子(マイナスの電気)がくっついています。2つの物(たとえば下じきと髪の毛)をこすり合わせると、電子が動きやすい方から、動きにくい方へ移動します。これによって、片方がマイナスの電気をおびて、もう片方がプラスになります。
図で、こすったあとのAは、どのような電気を帯びているか。
2つの物をこすり合わせると、電子が動きやすい方から、動きにくい方へ移動します。図ではAから離れた電子がBへ移動しマイナスの電気をおびて、電子を失ったAはプラスになります。
図で、こすったあとのAとBの間にはどのような力がはたらくか。
Aは+の電気を、Bはーの電気を帯びているので引き合います。
電気が空間を流れる現象を何というか。
ものにたまった電気(静電気など)は、ふつうはじっとしていますが、空気の中を通ってでも電気が流れ出せるくらいたくさんたまるとパチッと電気が一気に流れて外に出ることがあります。これが放電です。
静電気を帯びた物体に、蛍光灯を近づけるとどうなるか。
蛍光静電気を帯びた物体を近づけると、蛍光灯の中で空気中に電気が流れて放電が起きることがあります。すると、その放電によって、蛍光灯が一瞬だけ光ります。
雲の中にたまった電気が空間を流れる現象を何というか。
雲の中では、氷や空気の動きによって静電気がたまります。電気がたまりすぎると、空気の中をとおって放電が起こります。この放電が空を流れる電気の道(稲妻)になって、光ったり音を出したりします。
図のように、放電管のAB間に電流を流したところ、明るい筋が蛍光板上に現れた。この明るい筋のことを何というか。
真空に近いガラスの管(放電管)に電気を流すマイナスの電極(陰極)から光がまっすぐ飛び出すのが見えます。これを昔の人は「陰極線」と呼びました。後に研究が進み、その正体が「電子」だとわかりました。