確認テスト
一般に、ある商品の需要量が供給量より多い場合、その商品の価格は( )する。
需要が供給を上回ると、商品が不足し競争が起こるため、価格は上昇します。これは需要と供給の法則の基本的な原理の一つです。
商品の価格は、生産や流通の費用にそれぞれの業者のもうけを足した価格で決められる。この儲けのことを何というか。
利潤は、販売価格と仕入れ価格の差額のことで、商品の流通過程で加えられる利益分を指します。各段階の業者の収入源となります。
市場を支配する少数の大企業が一方的に決定する価格を何というか。
寡占価格は、大企業が市場支配力を利用して、需要と供給のバランスに関係なく、自社の利益を考慮して決定する価格です。競争が制限された市場でよく見られます。
独占禁止法を運用している機関を何というか。
公正取引委員会は、独占禁止法を運用し、公正で自由な競争を維持・促進することを目的とする行政機関です。カルテルや不公正な取引方法の規制などを行います。
電力・ガス・水道料金や、鉄道運賃、電話料金などのように、国民生活にあたえる影響が大きいために、国会や政府などの決定や認可が必要な価格を何というか。
公定価格は、政府や関係機関が公共の利益のために決定や認可を行う価格です。これらのサービスは生活に不可欠なため、適正な価格設定が重要とされています。
新聞、書籍、雑誌、CDなどのように企業が発売価格を定めて、小売店に守らせることのできる制度を何というか。
再販売価格維持制度は、出版物や音楽CDなどの文化的商品の価格を製造者が決定し、小売店がその価格で販売することを認める制度です。文化の普及や中小書店の保護などが目的です。
消費者が購入する商品のうち、日常の生活にかかわりの深い品目を選んでその平均をとった物価を何というか。
消費者物価指数は、一般家庭が購入する商品やサービスの価格変動を測定する指標です。インフレーションの測定や経済政策の判断材料として使用されます。
企業間で売買される商品や輸入品、原材料などの価格の平均をとった物価を何というか。
企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格変動を測定する指標です。経済全体の物価動向を把握するのに役立ち、景気動向の予測にも使用されます。
商品のうち、DVDプレーヤーやパソコンなどのように、そのものが有用性をもつものをソフトに対して何というか。
ハードウェアは、物理的な機器や装置のことを指します。ソフトウェアが情報やプログラムなら、ハードウェアはそれらを動かす実体のある機器のことです。
同一資本のもとで、多くの業種の企業が系列化されることを何というか。
コンツェルンは、異なる業種の企業が1つの企業グループを形成することです。多角化経営とも呼ばれ、リスク分散や相乗効果を狙います。