確認テスト
江戸時代に江戸と大阪を結んでいた定期船は、樽廻船と、あと一つ何か。
菱垣廻船は、主に木綿などの商品を大阪から江戸へ運ぶ定期船でした。樽廻船は酒を運び、両者は江戸と大阪を結ぶ海上輸送の大動脈となりました。
江戸時代に発達した、金貨、銀貨などの貨幣や金の貸し付けを行う金融業者を何というか。
両替商は、貨幣の両替や貸付を行う金融業者でした。三井や住友など、現代の大企業の起源となった両替商もあります。
江戸時代、大阪は商業が非常に発達したことから何と呼ばれたか。
「天下の台所」は、大阪が全国各地の物資が集まる商業の中心地であったことを表現しています。特に米の集散地として重要な役割を果たしました。
江戸時代に三都と呼ばれた都市は、江戸、大阪と、あと一つはどこか。
三都は江戸、大阪、京都を指します。江戸は政治の中心、大阪は経済の中心、京都は文化の中心として、それぞれ重要な役割を果たしていました。
17世紀末から18世紀初めにかけて、上方(京都・大阪)を中心に栄えた町人文化を何というか。
元禄文化は、経済的に豊かになった町人層を中心に発展した文化です。歌舞伎、浮世絵、俳諧など、現代にも続く日本文化の基礎が作られました。
江戸時代、アイヌの人々との交易を独占的に行っていたのは何藩か。
松前藩は、蝦夷地(現在の北海道)におけるアイヌとの交易を独占していました。この独占権は「松前藩の家法」として幕府に認められていました。
江戸時代に広まった、横木に鉄の棒を櫛状につけた脱穀のための農具は何か。
千歯こきは、稲穂から籾を外すための農具です。多数の鉄歯がついていることから「千歯」と呼ばれ、農作業の効率を大きく向上させました。
江戸時代に発達した商工業者の同業者組合を何というか。
株仲間は、同業者が集まって作った組合で、商品の品質管理や価格の統制などを行いました。幕府から公認され、独占的な営業権を持っていました。
江戸時代、諸大名が年貢米や特産物を保管・販売するために大阪に建てた建物を何というか。
蔵屋敷は、各藩が大阪に設けた年貢米などの保管・販売施設です。これらを通じて、大阪は「天下の台所」として経済の中心地となりました。
江戸時代に広まった農具で、土に深く刺さるように工夫された鍬を何というか。
備中鍬は、岡山県の備中地方で発明された鍬です。刃先が鋭く、土に深く刺さるため、硬い土地でも効率的に耕すことができ、農業生産性の向上に貢献しました。