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英検対策

高校入試、大学入試でスゴク活きてくるので、早め早めの英検受験をおすすめします

2024年度 第1回実用英語技能検定(英検) 準会場A日程

夕方4時半。いつもなら自習に来るはずの高校生が来ない。
どうしたのだろう? 少し考えて、「そうだった、学校で英検を受けているんだった。」と思い出した。
最近はS-CBTなどの受験方式も出来たが、従来通りの英検は年三回。そのうちの1回、2024年度の第1回検定だ。
一次試験は本会場での受験であれば6月2日(日)に行われるが、各中学・高校を受験会場とした準会場での受験は以下の通りで、学校によってさまざまだ。

A日程:5月24日(金)
B日程:5月25日(土)
C日程:5月26日(日)
D日程:5月31日(金)
E日程:6月1日(土)
F日程:6月2日(日)

地元の中学・高校の場合は5月24日(金)か5月31日(金)の放課後が多いようだ。
午後4時半、高校生らはちょうど英検を受けている頃合いだろう。
事前に英検対策特別授業(4/30、5/1、5/2)などにも参加して頑張っていたし、是非良い結果を残してもらいたい。
不安要素があるとすれば放課後の受験ということくらいだろうか。
疲れているので、どうしても眠くなる。とくにリスニングテスト。
いやいや、杞憂だな。きっと良い結果になるだろう。
来週は地元の諏訪西中学の生徒達が放課後に受験予定。こちらも対策授業などに参加して頑張っていた。
英語苦手だと言っていた子がいるのだが、だいぶ正答率も上がり自信もついてきたようだったので、ちょっと楽しみでもある。

中学生には早めの英検受験をおすすめしています

あおば塾では実用数学技能検定(数検)や日本漢字能力検定(漢検)など各種検定の受験をおすすめしています。その中でも特におすすめしているのが中学生の実用英語技能検定(英検)の受験。
なにせ入試で強い。
こういう話をすると、英語が嫌いな生徒などは「どれも同じ検定だし、他の検定だけでも良い?」と聞いてきます。
もちろん数検や漢検も持っていないよりはずっと入試に有利になりますからとった方が絶対にいい。でも、英検と比べてどうかという話になると、「いやいや、そんなこと言わずに英検とろうよ。」という話になります。
この辺りの詳しい話はまた別の記事にしたいと思いますが、とにかく、英検(というか英語能力)は優遇され過ぎじゃないかと思うほど他の検定よりも入試で、特に大学入試で有利で、仮に準1級をとってしまえば「勝ち確」と言っても過言ではない状態なのです。
そのため、あおば塾では大学入試までに英検準1級に合格することを目標としています。

また、受験するタイミングについても早め早めに受験することをおすすめしています。
早め早めというのは、周りの生徒が受験するであろうタイミングよりも少し早めにということです。
では、通常、どのくらいの時期にどの級を受験するのでしょう?

英検の公式サイト(公益財団法人 日本英語検定協会)によると各級のレベルはこんな感じです。

推奨目安 出題目安
5級 中学初級程度 英語を習い始めた方の最初の目標。
家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題が出題されます。
英語の基礎固めに最適です。
スピーキングテストも受験可能です。
4級 中学中級程度 出題形式や内容が、より実用的に。
身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。
基礎力をぐんぐん伸ばしていきましょう。
スピーキングテストも受験可能です。
3級 中学卒業程度 二次試験でスピーキングテスト。英語で考えを伝えましょう。
筆記試験の題材は、海外の文化など少し視野が広がります。
中学卒業段階の英語力の達成目標:3級(文部科学省)
準2級 高校中級程度 教育や科学などを題材とした、長文の穴埋め問題が加わります。
高校卒業段階の英語力の達成目標:準2級~2級(文部科学省)
2級 高校卒業程度 医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。
海外留学、国内での入試優遇・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。
ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。ライティングが加わります。
準1級 大学中級程度 エッセイ形式の実践的な英作文の問題が出題されます。
「実際に使える英語力」の証明として高く評価されています。

これによれば、3級と2級がそれぞれ中学卒業、高校卒業程度の推奨レベルということなので、3級であれば中3の秋に、準二級を高校に1・2年生で、2級を高3で受験というパターンが一般的です。
この受験の仕方でも全然問題はないのですが、あえて、多少無理をしてでも早め早めに受験をしていくことをおすすめしているわけです。
理由は次の3つです。

高校入試に向けた調査書対策

まず第一に高校入試の対策として。他県と違いがあるかもしれませんが、長野県では調査書が年末には高校へ送られています。ですので、調査書に英検を合格したことを書いてもらうためには3年生の10月の試験までに取得する必要があります。年が明けて1月の試験で取得しても調査書には書いてもらえないのです。
そのため春先から新3年生にとっては未習範囲だらけの3級受験を薦めています。10月の試験の一発勝負はちょっと不安ですからね。
「合格すればラッキー、ダメでも秋に再チャレンジすれば良い。あわよくば準2級も獲っちゃおう。大丈夫、合格の秘策があるから。」
そう言って生徒らをその気にさせて早期受験をさせているわけです。ちなみにここで言った合格の秘策というのは昔は生徒たちをその気にさせるためのでまかせでしたが、今では研究を重ね、高確率で合格できる戦略(通称:チート式)をバッチリ練ってあります。
未習範囲があっても、習ったことをキチンと勉強していれば合格ラインを超えることは可能です。興味のある方は英検対策授業にご参加ください。

クラスメイトより先に合格すれば自信につながる

第二に生徒の自信につながりやすいことが挙げられます。
まわりの生徒が秋に取得するところを、夏休み前に3級を取得できれば確実に生徒らの自信に繋がります。
もっと正確に書くと、彼らが欲しいのは「英検合格」自体ではなく、「◯◯君、もう3級持ってるの!?スゴ~い!!」という声なのです。彼らの頑張りのエネルギー源は結局はこの種のスケベ心なのです。
周囲からも認められ、「できる」と思えるようになると勉強もはかどるものです。これは他の教科の勉強にも良い影響を与えます。
また、未習状態でも合格できることが分かると欲も出たきます。これまでにも中学にいるうちに準2級や2級合格を目指すという目標をたてる生徒もいました。
さらにいうと、万が一不合格だったとしても、そもそも周りの生徒よりも早めの受験なわけなので心理的なダメージが小さいのです。そして、高校入試を考えた場合、この英検不合格という経験は決して悪いものではありません。
なぜ失敗したのか、合格するためにはどうすべきだったのかということを考える機会を入試前の早い時期に得られるのですから。

大学入試までに英検準1級を取得するため

第三に大学入試までに英検準1級合格という目標達成のためです。
目標から逆算するならば、大学入試の対策を余裕を持って行うためにも、高2もしくは高3の早い段階で準1級を取得したいところです。準1級はちょっとやそっとの勉強で取得できるレベルではありませんので、そうすると、2級は高1くらいで、という具合で早め早めに英検を取得してしまいたいわけです。

「私にはまだ早い」なんて言わず、英検の早期受験に挑戦しよう

英検は制度の変更などの影響で早期での合格が狙いやすくなりました。「私にはまだ早い」なんて決めつけずに、早期受験に是非挑戦してみてもらいたいです。
正しい努力をすれば準2級までであれば、たぶん大体の中学生が合格を狙えます。英語の得意な子や早めから勉強していた子なら2級もなんとかなるでしょう。
周りの子よりも早く取得できたなら、それは自信につながるでしょうし、万が一にも不合格となっても、周りの子よりも早く受験したのですから傷は浅くて済みます。
それに入試まで目標なしではツマランでしょ? 試しにやってみましょうよ。
話が長くなりましたので、今回はこの辺で終わりにしますが、そのうち英検に向けた勉強法やおすすめの教材などについてもまとめたいと思います。

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